2014年は錦織圭選手の強さが日本、そして世界に轟いた年でした。
その理由としてはこの1年間で17位から5位にまで登りつめたこと、そして全米オープン準決勝で世界ランク1位のジョコビッチ選手に勝ったこと、上位8人しか出場が許されないATPワールドツアーファイナルズに出場しベスト4に輝いたことなどが関係しているでしょう。
そこで、ここでは錦織圭選手の強さについて考えていきたいと思います。
マイケル・チャンコーチの存在
錦織圭選手のインタビューを見ると、必ずと言っていいほどあの人の名前が挙がります。
そう。「マイケル・チャン」コーチです。
錦織選手はコーチがチャンに変わってから、テニスが飛躍的に向上したと言います。
チャンコーチの考えは「上位の選手を尊敬などしていたら勝てない。とにかく勝つことを意識」というものだそうです。
テニスは技術の他に精神力(メンタル)が非常に重要になってきます。
気持ちで負けているとプレーに反映されてきてしまいますから。
こうしたチャンコーチの厳しい練習を積み重ねることで、格上の相手にも勝利できるようになったのです。
誰にも負けないストローク
錦織選手のストロークは世界トップクラスなのは素人が見ても分かると思います。
今は4強と呼ばれていた、
- フェデラー
- ナダル
- ジョコビッチ
- マレー
の力の均衡は崩れ、新たな若い選手たちが次々と現れています。
錦織選手は、
ATPワールドツアーファイナルズの1試合目で、今まで一度も勝ったことのなかったアンディ・マレー選手にストレートで勝ちました。
さらに、ファイナルズでジョコビッチ選手と試合をした時は、負けはしましたが内容では完全にジョコビッチを封じていました。
それだけトップ選手に何もさせないストロークを持っているんですね。
特にスイングの速さと力は凄まじく、相手の裏をかき、どんどんテンポが速くなりながらエースを取りに行きます。
見てて惚れ惚れするほどです。
コートを広く使う技術
錦織圭選手はなにもストロークだけが武器なのではありません。
絶妙な高さのロブショットや、相手のふいをついたドロップショット(ネット際にボールを落とすショット)がうまいです。
こうした引き出しの多さを見ていると、まるでフェデラーのようだと感じます。
あちこちに揺さぶるテニスは相手を混乱させるので、相手にとっては予想しずらく戦いにくいでしょう。
次世代の攻めるテニス
錦織選手はストロークの戦いになればなるほど、自分のリズムで戦えるようになります。
そしてゾーンに入った時の強さといったらハンパではありませんね。
どんどんとコートの内側に入っていくと同時にラリーのテンポも速くなります。
もう相手はそんなラリーについていけなくなります。
次世代のテニス。相手を封じるテニスです。
松岡修造さん曰はく、このようなテニスは世界で錦織圭選手しか出来ないと言います。
かなりカッコいいですね!
来年の1月には全豪オープンが待っています。
そして、今回はNHKで放送されます。
これはすごいことです。
今まではWOWOWでしか見れなかったのですから!
2015年は錦織選手にとって、どんな年になるのでしょうか。
一生懸命応援しましょう!!!
⇒テニスの試合はメンタルが弱くて負ける…。克服する方法は?いつまでもプレッシャーに勝てないのはミスを考えるからだ!
⇒テニスを今より一段階上達させるための本・雑誌・DVDおすすめ一覧。