本日、テニス大会であるATPツアー1000「BNLイタリア国際」の2回戦、ノバク・ジョコビッチvsアルマグロの試合が始まりました。
前回のムチュア・マドリードオープンは欠場していた世界ランク1位のジョコビッチ。
いったいどんな内容の試合を繰り広げるのか気になります。
そこで、ここでは試合のスコアや、戦いの様子について書いていきたいと思います。
スコア
第1セット:ジョコビッチ6-1アルマグロ
第2セット:ジョコビッチ6-7アルマグロ
第3セット:ジョコビッチ6-3アルマグロ
ジョコビッチ2-1アルマグロとフルセットの末、ジョコビッチが勝利しました。
第1セット
最初はお互いのキープ合戦で試合は進みます。
アルマグロはかなりサーブが速く、ワイドへのサービスエースが決まっています。
試合がまず動いたのは第4ゲーム(アルマグロのサーブ)
ジョコビッチの配球が素晴らしすぎます。
相手を追い込むために緩急をつけたショット、アングルへ山なりのショット、前めのポジションで器用なライジングショット。
アルマグロはものすごく走らされ、ブレークされてしまいました。
第6ゲームでは絶妙なドロップショット&ベースラインからの華麗なドロップショットでアルマグロを翻弄。
またまたブレークです。
5-1で迎えた第7ゲーム(ジョコビッチのサーブ)は、またもやドロップショットを使って相手を走らせ、オープンコートにボールを入れて追い詰めます。
恐ろしい強さのジョコビッチ。
第1セットはたったの29分で勝ち取りました。
第2セット
このセットはずっとキープ合戦が続きました。
予想では第1セットの流れでジョコビッチがサクッと勝つのかなと思っていましたが、思いのほかアルマグロのショットが強力。
「フンッ!」と力を入れたフォア・バックともに見応えがあり、ジョコビッチからウィナーを奪っていました。
そして迎えたタイブレーク。
最初はジョコビッチがリードしていました。
しかし、チェンジコートをしてからアルマグロが追いつき、追い越し、気付けば6-5とアルマグロリード。
最後はアルマグロのサーブをジョコビッチがアウトし、なんとこのセットはアルマグロがものにしました。
第3セット
アルマグロはセカンドサービスになっても、ポイントの取得率が高いです。
自分のサービスゲームの時はかなり積極的に攻めており、ジョコビッチはベースラインからだいぶ下げられています。
ジョコビッチ2-2アルマグロで迎えた第5ゲーム。
ジョコビッチのあまりにも角度のついたアングルショットが炸裂し、アルマグロの足がもつれて膝を痛めたような素振りを見せていました。
しかしこれは大きな怪我ではなかったようで、ゲームカウント3-3と互角の戦いを見せています。
アルマグロの角度のついたパワフルショットにジョコビッチは苦しめられている様子です。
第8ゲームで試合は大きく動きました。
アルマグロのサービスゲームでしたが、ジョコビッチの積極的なネットプレーやアルマグロのミスショットでブレーク。
ジョコビッチ5-3アルマグロとなりました。
この瞬間アルマグロは悔しさからかラケットを超回転で放り投げていました。
運命の第9ゲーム。
ジョコビッチのサービスゲームが光り、このゲームをキープ。
第3セットはジョコビッチが取りました。
まとめ
思ったよりもジョコビッチは苦しめられていました。
アルマグロは体格的にも筋肉隆々で、ものすごくスピードのあるショットを繰り出せるんですよね。
しかし結果を見るとウィナーの数はジョコビッチ:40、アルマグロ:29。
さすが王者。
2時間2分の試合を制したのはジョコビッチでした。
今後も試合が見逃せません!