ついにドラマ「アルジャーノンに花束を」も最終回です。
この話には何か引き込まれる魅力があったので、終わってしまうのは残念です。
ここではあらずしや感想などを書いていきます。
咲人の母も苦しんでいた
咲人の母は今まで咲人のことを嫌っているように見えましたが、実は違いました。
父は勝手に自分の内臓を、花屋の店長(父の後輩)に提供。
そのまま命を絶ってしまいました。
独りぼっちになった母はいつも寂しい思いをしていたのです。
それに気付いた咲人は母を抱擁。
ついに分かりあうことが出来たのです。
時間との闘いが始まる
咲人は自分が生まれた意味を見出すため、梨央の救出チームに参加。
しかし、ALGの副作用は進むばかりです。
父の幻覚が頻繁に見えるようになり…
脳の後退はいつ加速するか分かりません。
時間との闘いが始まりました。
世界は愛によって救われることに気付く
咲人はこれまで、知能の向上こそが世界を救うと考えていました。
知能が上がれば理性がつき、世の中の愚かな犯罪はなくなると思っていたのです。
しかし、それは違うことに気付きました。
世界を救うのは“愛”
知能・知識の高い、低いに関わらず、愛されたことのある人は愚かなことなどしないと。
咲人は遥香との出会いにより、そのことに気付いたのです。
梨央の手術後、急激な後退が始まる
梨央の手術は、なんとか咲人の指示通り終えることが出来ました。
しかし、咲人はこれまでまともに寝ることなく活動を進めていたため、疲労がピークに。
さらにはALGの副作用が急激に始まり…
梨央の手術は成功したが…切ない!切なすぎる!
梨央の手術は成功し、無事目覚めました。
が、その頃には咲人は完全にもとに戻ってしまっていました…
それを目の当たりにした遥香は…
もう泣きじゃくるしかないでしょうよ(T-T)
このシーンは切なすぎました。
いったい咲人は独りでどこに…
梨央と檜山の別れ
別れる必要はなさそうなのに別れてしまいました。
本当に、お金持ちと前科持ちは一緒にはなれないのでしょうか…?
咲人の最後の伝言
咲人はもとに戻る前、周囲に「僕のもう1人の父をしばらく見張るように」と伝えていました。
なぜなら、蜂須賀先生が自分で自分の命を絶つと予想していたからです。
これにより、先生は救われました。
柳川、檜山、咲人は路上販売のお店を始めた。新たなスタート
咲人の今後の行方が心配でしたが、対等な関係(友人)であった柳川と檜山はアルジャーノンのお墓で眠っていた咲人を誘って路上のお店をスタート。
咲人がもともと持っていた愛嬌で次々とお客さんをゲットします。
咲人は周囲を和やかにする力でこれからも楽しく過ごすことでしょう。
このドラマは相手を思いやる気持ち、愛がテーマだった
このドラマの登場人物はそれぞれが誰かを愛し、そんな愛する人が危機的状況に陥った時には必死になって救おうとしていました。
愛の大切さを学べたドラマだったと思います。
しかし、それにしても切なさの度合いが強すぎました。
自分を犠牲にしてまで人を救った咲人と、愛する咲人と永遠の別れを覚悟した遥香。
結局皆が愛する人と完全に別れ、心機一転して生活をスタート。
切ない…
ドラマと単行本は内容が結構違いますが、原作にも原作の切なさがあって泣けました。
考えさせられました。