本日、ゲリー・ウェバー・オープン2015の準決勝の試合が行われました。
錦織圭の対戦相手はアンドレアス・セッピ(世界ランク45位)。
しかし、錦織圭は様子がいつもと違いました。
なんと、第1セットの途中で自ら棄権をしてしまいました。
コート登場時から足にはテーピングあり
錦織はこの準決勝のためにコートに登場した時には、左足首~ふくらはぎの広範囲にかけてテーピングがされていました。
また、サーブの打ち方も普段と違い、足に体重をかけたくないといった感じでした。
さらに、セッピのサーブにも足が一歩出ず反応できなかったり、ラリー戦になってもボールを追いかけようとはしませんでした。
おそらくこれまでの長いタフな試合の中で、足を負傷してしまったのでしょう。
錦織が一度ボレーを打った時には、左足を大きく踏み込んでしまったため、苦い顔をしていました。
痛そうでした。
頭にはいつものハチマキがなかった
錦織は今大会の試合で必ず頭にハチマキを付けていました。
しかし、今日の準決勝に関しては頭にハチマキを付けていませんでした。
戦う意志を示していないということです。
こうしたことからも、今日に試合については最初から、途中棄権をかなり想定していたのだと思います。
スコア1-4で途中棄権を判断
スコアが錦織1-4セッピの時点で錦織は自ら棄権を判断し、セッピに歩み寄り握手をしました。
錦織圭はかなりキツかったのだろうと思いますが、たくさんのお客さんを待たせているということもあり、少しでもコートに立とうと、今日は限界まで奮闘してくれたのでしょう。
こうした精神には敬意を表したいです。
ウィンブルドンはもう10日ない
今月6月の終わりには4大大会の1つ「ウィンブルドン」が控えています。
もう10日もありません。
そのため、錦織が完璧なコンディションで試合に臨めるかが心配です。
もちろん、もっと芝のコートで練習を積むつもりだったとは思いますが、左足の故障との兼ね合いがどうなることか…
左足というのは、右利きの人がサーブを打ったあとに体重を支える足です。
この足が痛いと思い切ってサーブも打てませんし、今日のような状態ではどんな試合も厳しいです。
ただ、テニス人生はまだまだ続くため、ここで無理はしてほしくはありません。
ウィンブルドンの出場がどうなるのか、今後の動向に注目しましょう。
追記
錦織選手はウィンブルドンに向けて、練習を再開したようです。
左足の怪我については、ものすごく大きなものではなかった模様。
ただし、無理をしたりハードな試合が続けば、今後棄権の可能性もあるでしょう。
今後の動向を見守りましょう。