世間では周りの友人たちも、テレビ番組も「婚活!婚活!」
そして親も「早くいい人見つけて結婚しなさい!」と言います。
それはまるで結婚することが善、していないことが悪かのように…
しかし、この考えは個人的に納得できません。
決して、結婚は焦るものではないのです。
結婚することに焦っている理由は何?
気付けばアラフォーとなり、それでも独身だと心に焦りが出てくると思います。
焦る理由にはどんなものがあるでしょうか?
それは、
- 「周りの友達はもう結婚して、もう子供がいる…」
- 「自分だけ結婚していないから惨め…。子供の話になるとついていけないし…」
- 「一生独り身なんてイヤ!でもアラフォーにもなると結婚できないかも…」
- 「せめて親に孫の顔を見せてあげたい…」
のようなものではないでしょうか?
よく見ると、ほとんどが“他人のため”であったり、“世間体”を気にして焦っています。
もちろん結婚したい人のほとんどが「自分のために結婚するんだ!」と考えているでしょうが、もし本当に自分のために結婚をする気であるならば、じっくりと出会った異性のことを知り、自分と価値観が合うかどうかを確かめなければなりません。
これには時間がかかるのです。
焦ったところで出来ることではありません。
焦ると良いことがあるのか?
結婚を焦ることにはメリット・デメリットがあると思っています。
メリットは、
- 危機感を持って真剣に婚活を行う
- 早く結婚を望んでいる分、ストライクゾーンが通常よりも広がる
デメリットは、
- 自分で自分を追い込むことになる
- 早とちりでミスマッチな相手と結婚してしまう可能性がある
- 相手に焦っている雰囲気が伝わると、ドン引きされる
こうして見比べると、デメリットのほうが大きいです。
たとえ焦って早く結婚したとしても、ミスマッチを犯した状態で結婚してしまえば苦痛な夫婦生活が待っています。
自分のためになっていないのです。
それであれば結婚などしないほうが良かったです。
出会いの機会は増えたが、自分らしさが減った人々
現在は「婚活」という言葉があるように、当たり前のように婚活サイト経由でお見合いが出来るようになりました。
これはかなり画期的なことです。
本来なら一生会うことのなかった不特定多数の他人と簡単に会うことが出来るようになっているのですから。
労力をかけることなく、出会いの場が増えたのです。
しかし、逆にそれぞれの人が持つ“自分らしさ”が減っているように感じます。
婚活サイトを使うと、専任のアドバイザーがマニュアルに沿ってアドバイスをしてくれ、「婚活はこういうもの!」と言わんばかりの型にはまったイベント。
本来であれば結婚後の共同生活のためにありのままの自分を知ってもらう機会が、結婚というゴールに向けて偽った自分を相手に伝えてしまっているのです。
時間をかけ、本当の自分を気に入ってくれる人を探す
婚活サイトは、焦って結婚するためのものではなく、自分が納得のいく相手と結婚するためのものです。
この目的を忘れてはいけません。
また、納得した結婚をするためにはたくさんの時間が必要です。
何人もの異性と会話をして相性を確かめなければなりませんし、「いいな」と思った人がいたのならさらに時間をかけてお互いを深く知る必要があるのです。
“自分のために”を最優先に考えているのなら、焦らないことは必須項目。
それでも焦ってしまうなら、一度休憩のためにも婚活を止めましょう。