この「BNPパリバオープン2015」は4回戦で錦織選手が負けてしまい残念でしたが、まだまだ楽しめる試合がたくさんあります。
今朝(3/21)、準々決勝でラオニッチがナダルにフルセットの末、勝利。
なんと4強の一角が崩れました。
(4強とは:ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、マレー)
ベスト4に残ったのは、ジョコビッチ、フェデラー、マレー、そしてラオニッチです。
ラオニッチは錦織圭と過去に死闘を繰り広げたことがあるので知っている人は多いのではないでしょうか?
手足が長く、身長は196cm。
武器は爆裂サーブですが、ショットもかなり叩き込むことが出来るので、脅威のプレーヤーです。
さて、では準決勝の試合日程と放送時間について書いていきます。
試合日程と放送時間
準決勝については、
日本時間の3月22日(日)午前2:58~8:00
第1試合「ノバク・ジョコビッチvsアンディ・マレー」
第2試合「ミロシュ・ラオニッチvsロジャー・フェデラー」
です。
NHKの放送時間については、
総合1で、3月22日(日)午前3:00~5:50
「ノバク・ジョコビッチvsアンディ・マレー」
「ミロシュ・ラオニッチvsロジャー・フェデラー」
となっています。
現地からの中継です。
放送時間だけを見ると第2試合が見れるのか疑問が残りますが、“延長の場合は総合2(サブchで放送継続)”となっているので、おそらく2試合とも見れるでしょう。
ラオニッチは次世代を担う選手
かつて、最速のサーブをマークした選手がいました。
その名は「アンディ・ロディック」
サーブを武器に戦い、2003年に世界ランク1位となりました。
そして2004年には249kmのサーブを放ち、その記録はカルロビッチに抜かされるまで7年間保持されました。
サーブが強いというのは、
- 体力を温存しながら勝ち進める
- ブレークされにくいため、相手にプレッシャーをかけることが出来る
などの利点があります。
今回ベスト4に進んできたラオニッチも同様で、そうした素質があるのだろうと思います。
ラオニッチは今後、世界ランク1位へ登りつめるのではないかと考えています。
次は生ける伝説「ロジャー・フェデラー」との戦いです。
どんな試合になるのか、観戦しましょう。
追記:試合結果について
準決勝第1試合
準決勝の第1試合「ジョコビッチvsマレー」については、ジョコビッチが見事勝利しました。
試合を観ていましたが、一番驚いたのはジョコビッチの“キャッチ力”です。
マレーにいくら振り回されてもボールに追いつき、うまく面を合せてブロックのような感じで深く返球していました。
現在錦織選手は世界トップレベルのリターンとよく言われていますが、ジョコビッチのリターンを見ると「さすが世界ランク1位だな」と思わせられるほどの的確さ。
正確性については超ハイレベルで、まるで壁のようでした。
精神力や粘り強さがあってこその1位だなと思いました。
準決勝第2試合
第2試合は「フェデラーvsラオニッチ」でした。
勝者はフェデラー。
私は「ラオニッチがサーブで押し切るのでは?」と予想していましたが、そうはなりませんでした。
フェデラーの最大の武器はボールを操る“感覚”
最後までボールの打球点から目をそらさず、まるでコート上の芸術家のごとく華麗にパッシングショットを決めていました。
また、ラオニッチにプレッシャーをかけるためか超積極的にネットプレーをしており、そこには貫録や余裕を感じさせました。
BNPパリバオープン決勝戦はジョコビッチvsフェデラー
プロテニスの大会にはチャレンジシステムなどもあり、審判の誤審がほとんど通用しない正真正銘の実力の世界。
そんな中を順当に勝ち上がる世界ランク1位と2位の選手が決勝戦でぶつかります。
どちらが勝つか全く予想が出来ない、面白い試合になることでしょう。
絶対見逃せません!