本日(4/6)、マイアミオープン2015の決勝戦が行われました。
対戦カードは「ノバク・ジョコビッチvsアンディ・マレー」
お馴染みの選手です。
最近はいつもジョコビッチが勝っており、マレーとしてはそろそろ勝利を収めたいところです。
さて、ここでは試合の結果などについて書いていきたいと思います。
ジョコビッチが優勝しました。
スコア
- 第1セット:ジョコビッチ7-6マレー
- 第2セット:ジョコビッチ4-6マレー
- 第3セット:ジョコビッチ6-0マレー
ジョコビッチ2-1マレーで、フルセットの末ジョコビッチが優勝しました。
第1セット
このセットは、お互いが鏡のようなゲームの進み方をします。
片方がキープをすれば他方もキープ、片方がブレークをすれば他方もブレークバック。
ラリー戦になるとジョコビッチから攻め始めることが多く、先に展開しています。
ただ、マレーもキャッチ力が高いのでうまく追いつきロブなどで対処。
向かえたタイブレークは、ジョコビッチが最初にポイント。
そして次のマレーのサーブを2本とも返し、連続でミニブレーク。
最終的にこのセットを制したのはジョコビッチでした。
ジョコビッチ7-6マレー
第2セット
第2セットも第1セットと同じ雰囲気で試合は進んでいきます。
ラリーが長く続き、お互いものすごく集中力を高めています。
「俺が勝つ。マジで勝つ。」というような意志が感じられる堅実で無茶のない、しかし鋭いショットがいくつも見れました。
このセットの後半、ジョコビッチはついにマレーにブレークを許しました。
ジョコビッチ4-5マレーの展開に!
次はマレーのサービスゲームでしたが、それをきっちりキープ。
第2セットはマレーがモノにしました。
ジョコビッチ4-6マレー
第3セット
第1、2セットは約1時間と長い試合となりました。
第2セットを落としたジョコビッチは怒りを露わにしました。
こうしたことがジョコビッチの集中力をさらに高めたのでしょうか?
いきなりマレーのサービスゲームをブレーク。
自分のサービスゲームはしっかりキープし、さらに次のマレーのサーブも破ります。
マレーは今までのような粘り強いプレーではなく、攻め急いでミスをするというショットが多くなっています。
ついにはジョコビッチ5-0マレーという圧倒的な状態に!
第6ゲームはマレーも粘って、1度ブレークポイントのチャンスが来ますが、最後はジョコビッチがワイドへのサーブ&ボレーでポイント。
このセットはジョコビッチが完勝しました。
ジョコビッチ6-0マレー
まとめ
約3時間の、ものすごく長くて張りつめた試合でした。
これが本当の“意地と意地のぶつかり合い”だったと思います。
第2セットを取ったマレーは、第3セット最初、かなり積極的な攻めで流れを掴んでいるようにも見えました。
が、少しのミスからだんだんジョコビッチのペース・雰囲気に変化。
終わってみれば第3セットは圧倒的な展開となっていました。
ジョコビッチが強すぎる。
追い詰められた時には執念でボールに追いつき、大事なところでは相手より早くミスをしません。
感情を露わにしたとしても、集中力を欠きません。
かつての世界ランク1位ロジャー・フェデラーのような威厳が感じられます。
テニス界はまさにジョコビッチの独壇場です。
きっとこの活躍はまだまだ続いていくでしょう。
錦織圭に注目しつつ、こうしたトップ選手の動向にも目を配っていきたいと思います。
※次の錦織の試合はツアー500のバルセロナ・オープンを予定しています。