本日(5/10)、ムチュア・マドリードオープン2015の準決勝「錦織圭vsアンディ・マレー」の試合が始まりました。
ついに格上の選手と当たるということで、非常に目が離せない戦いになることでしょう。
ここではリアルタイムで実況していこうと思います。
スコア
第1セット:錦織3-6マレー
第2セット:錦織4-6マレー
錦織0-2マレーと、ストレート負けをしてしまいました。残念ながら準決勝敗退です。
第1セット
第1ゲーム:錦織のサーブ
しょっぱなから白熱した戦い。
マレーは錦織のセカンドサーブを前のポジションで果敢にアタックしてきています。
プレッシャーをかけようとしているのでしょう。
ラリーもカウンターショットが怖いですが、なのとか錦織がキープします。
錦1-0マ
第2ゲーム:マレーのサーブ
ラリーになれば錦織が優位に進めることも十分に出来ている様子です。
ミスにはなりましたが錦織はリターンエースも狙っています。
しかし、最後は210kmのサーブを取れずにマレーキープ。
錦1-1マ
第3ゲーム:錦織のサーブ
このゲームは“前へ前へ”という錦織の意識を感じることが出来ます。
スーパーゾーンとまでは行きませんが、かなりそれに近いプレーをしています。
しかし、マレーは錦織の少しでも甘くなったサーブを強打!
一進一退の攻防が続きます。
デュースとなりましたが、そこからのサーブは好調で錦織キープ。
錦2-1マ
第4ゲーム:マレーのサーブ
なんとか突破口を開いてほしいところですが、マレーのサーブからのハードヒットが強い。
一度、錦織の素晴らしい角度のついたリターンエースもありましたが、最終的にキープされてしまいました。
錦2-2マ
第5ゲーム:錦織のサーブ
錦織はうまく逆を突いてマレーを翻弄しています。
また、ドロップショットも華麗に決まり、マレー動けず。
しかしマレーとしてもカウンターのバックハンドダウンザラインが鋭く決まります。
なんとか集中力を切らさずにこのゲームをキープ。
錦3-2マ
第6ゲーム:マレーのサーブ
錦織には早い段階でブレークしてもらいたいところ。
最初のポイントは強烈なリターンをぶちかまし、錦織見事なポイント。
さらにコードボールが入ったり、チャンスボールをウィナーで返したり。
錦織にブレークポイントが来ます。
しかし、ピンチの時こそマレーのサーブが冴えわたるので、なかなか簡単にはブレークさせてもらえません。
3回のデュース、制したのはマレーでした。
錦3-3マ
第7ゲーム:錦織のサーブ
錦織の顔つきがこれまでと違い、かなり集中しているように見えます。
なんてハイレベルなテニス!
ラリーになると錦織選手に有利になると思いきや、マレーの意標を突いたドロップショットが抜群に決まります。
ブレークポイントを握られ、最後は錦織選手のショットがネットを超えず…
マレーにブレークされてしまいました…
ピンチ…
錦3-4マ
第8ゲーム:マレーのサーブ
ちょっと流れがマレー寄りに傾いている感じがあります。
サーブだけで簡単にポイントを取られています。
サーブが浅くなればストレートへのリターンエースが決まるのですが、そうしたサーブは少ないのが現状です。
マレーがキープ。
錦3-5マ
第9ゲーム:錦織のサーブ
何とかここで踏ん張ってもらいたい!
ん~、しかし錦織がセカンドサーブになるとかなり積極的に攻めてくるマレー。
追い詰められる回数は錦織のほうが多いです。
最後は錦織の攻めのショットがアウトし、第1セットはマレーに取られてしまいました…
錦3-6マ
第2セット
第1ゲーム:マレーのサーブ
いきなりセンターへのサービスエース…
マレーの流れです。
なんとか勢いのあるショットを決めてマレーを追い詰めてほしいところですが、このゲームはマレーにキープされてしまいました。
錦0-1マ
第2ゲーム:錦織のサーブ
何か緊張している様子です。
マレーはとにかくキャッチ力が高いので一筋縄にはいかず、すんなりとゲームをキープすることが出来ていない模様。
なんとかラリーは自分から仕掛けていき、キープに成功。
錦1-1マ
第3ゲーム:マレーのサーブ
マレーはコートカバーリングに長けているので、本当に粘り強く戦っていかないとポイントを獲得することが出来ません。
錦織はやっとのことでブレークポイントのチャンスを迎えますが、マレーはスピードを落としたファーストサーブで錦織の意表を突きました。
策士です。
ひぇ~、長いラリーからの錦織ドロップショット炸裂!
これはお見事!
さらにまたまた長いラリーからのドロップショットが決まります!
マレーはかなり走らされているので苦しそうです。
そしてなんとこのゲーム、錦織がブレークに成功しました!
次はかなり大切なサービスゲームとなります。
錦2-1マ
第4ゲーム:錦織のサーブ
今までより錦織選手のショットが生き生きしているように見えます。
が、マレーもものすごい角度のアングルバックハンドと超絶妙ドロップショットが炸裂。
こりゃ変化に富んだ頭脳的試合です。
あう…マレーの素晴らしいリターンエースなどがあり、ブレークされてしまいました。
ヤバい…
錦2-2マ
第5ゲーム:マレーのサーブ
テレビ画面からマレー色がバンバン伝わってくる内容でした。
まずサーブが素晴らしく、錦織のリターンが生きてきません。
マレーが鉄壁のようです。
簡単にキープされました。
錦2-3マ
第6ゲーム:錦織のサーブ
ここからいったいどんな戦い方をするのでしょうか?
何かふっきれた様子。
普通じゃ考えられないようなドロップショット、ライジングによる完璧なストレートのウィナー。
このゲームは比較的簡単に錦織がキープ出来ました。
錦3-3マ
第7ゲーム:マレーのサーブ
マレーはサーブをうまく左右に散らしています。
このゲームは完全にマレーのペースで終わりました。
ブレークは難しい…
錦3-4マ
第8ゲーム:錦織のサーブ
ギリギリの戦いです。
しかし今までよりも錦織は無駄な力が抜けてショットを打てている感じです。
大切なポイントでドロップショットが決まるなど、柔軟な攻めを展開。
錦織選手なんとかキープ。
錦4-4マ
第9ゲーム:マレーのサーブ
ラリー戦で攻め急いでいるのか、錦織自らミスを犯しています。
そしてマレーはドロップショットからのふわりとした逆を突くミラクルショットでキープ。
マレーはプレーもメンタルも安定しており、隙がありません。
錦4-5マ
第10ゲーム:錦織のサーブ
錦織は最初の2ポイントを取りますが、そこからマレーの粘りが始まります。
錦織選手も良いショットを打つのですが、それ以上にマレーはショットを返し、最初にミスをするのは錦織。
最後は錦織のストレートショットがネットにはじかれ…
この試合はマレーに軍配が上がりました。
錦4-6マ
まとめ
錦織選手はドロップショットも多用し、かなり考えてプレーをしていました。
しかし、それと同じようにマレーもドロップショットを交えたプレーをし、サーブは強力。
加えてマレーのキャッチ力が高いので、これまでの試合でよく見られた錦織のウィナーも少なめでした。
マレーの強さはボールの深さ。
不思議なほど打つボールが深いので、錦織選手も攻撃が封じられていたように思います。
また、安定したトッププレーヤーとしての威厳がすごかったです。
4強と錦織選手との差が感じられた試合でした。
ただ、次の試合は日本時間の5月11日から始まる「BNLイタリア国際~ローマ~」
「テニスの試合ありすぎっ!」と思ってしまうほどですが、2回戦から出場する予定なので、全力で応援しましょう!