今日は録画でマリア・シャラポワとザリーナ・ディアスの試合が放送されていました。
その感想を書いていきたいと思います。
ザリーナ・ディアスは21歳で世界ランク31位。
マリア・シャラポワは27歳で世界ランク2位です。
また今年は、シャラポアが17歳でウィンブルドンを優勝してからちょうど10年経ったことになりますね。
注目の年です。
スコア
第1セット:シャラポワ6-1ディアス
第2セット:シャラポワ6-1ディアス
シャラポワ2-0ディアスと、ストレートでシャラポワが勝利しました。
第1セット
第1ゲームはディアスのサービスゲームでしたが、1ポイント目からシャラポワのダウンザラインリターンエースが炸裂。
いきなりシャラポワがブレークしました。
また、第2ゲームはシャラポワの長身を生かしたサーブが炸裂。
順調にキープです。
第3ゲーム。
とにかくシャラポワのリターンが威力があって深い。
ディアスは何度も重心を低くして深いボールに対応していますが、シャラポワは少しでもボールが浮けばすかさずフラットショットを叩き込んできます。
また、ディアスは左右に振られた時、ロブで時間を作ろうとしますが、それが浅くなったためにシャラポワはドライブボレー。
かなり攻撃的です。
ディアスの、コースを振り分けたラリーをすることでシャラポワからポイントを奪取する姿も見れましたが、それも1回きり。
ここもシャラポワがブレークしました。
第4ゲームは完全にシャラポワペース。
とにかくディアスが「いいショット打ったな!」と思った時でも、さらにシャラポワはきわどいところに返球します。
攻めが早く、ディアスはなす術なしです。
第5ゲーム。
ここはディアスがサービスキープを成功しました。
しかしその要因はほぼシャラポワの攻めのボールがアウトしたことによるもの。
まだまだディアスは厳しい状況に置かれています。
第6ゲームではディアスがいいラリーをします。
しかし、たった1球が甘いボールになるとシャラポワの猛攻撃が始まります。
ディアスは左右に振られ、やがてエースというパターンが多いです。
また、1度ディアスがブレークポイントを握りますが、シャラポワのセンターへのサービスエースでデュースに。
そのままの勢いでシャラポワがキープしました。
第7ゲームはディアスのサービスゲーム。
シャラポワはラリーになるとかなりディアスを走らせます。
ディアスのサーブもシャラポワはかなり前に踏み込んでアタック。
シャラポワがこのゲームをブレークし、このセットを取りました。
シャラポワ1-0ディアス
ディアスはまったく自分のテニスが出来ていません。
攻められると受け身にならざるを得ない状況に置かれてしまいます。
第2セット
第1ゲームはシャラポワがダブルフォルトやラリーでアウトをし、0-40とディアス優勢。
しかしシャラポワの強烈なショットとサーブに苦戦してしまいます。
30-40
それでも粘りました。
ディアスの角度がついたパッシングショットをシャラポワがボレーでネット。
ディアスがブレークしました。
第2ゲームも立ち上がりはディアスがバックハンドのエースを決めました。
しかしそれ以降は完全シャラポワペース。
とにかくリターンが深い。
そして相手のサーブの威力をそのまま使ってくるのでエースに。
シャラポワがブレークに成功します。
第3ゲーム~第7ゲームはずっとシャラポワが集中していました。
時折ディアスがコースをついたラリーを見せてくれますが、そこまで多くはありません。
シャラポワは、
- リターンから猛烈な攻撃
- 強力なサーブ
- チャンスあらば次々と繰り出す強烈フラットショット
ディアスはほとんど攻められるだけでした。
最終的にこのセットも、
シャラポワ6-1ディアス
ずっと前は精神力を欠くとどんどん崩れていくシャラポワでしたが、今日の試合を観てかなり精神・プレー共に安定しているなと思いました。
今後の女子の試合も気になります。