今日(3/23)、「BNPパリバオープン2015」は決勝を迎えました。
対戦カードは、ロジャー・フェデラーvsノバク・ジョコビッチです。
ジョコビッチは現在世界ランク1位、そしてフェデラーは2位ということで、お互いが順当に勝ち上がってきた形となっています。
今回はどちらが勝つのか。
そんな試合の模様を書いていこうと思います。
ジョコビッチが優勝しました!
スコア
- 第1セット:ジョコビッチ6-3フェデラー
- 第2セット:ジョコビッチ6-7フェデラー
- 第3セット:ジョコビッチ6-2フェデラー
フルセットの末、ジョコビッチ2-1フェデラーでジョコビッチが勝利しました。
第1セット
お互いサービスキープで進んでいます。
ジョコビッチは堅実に強いです。
少しでも浅いボールに対しては角度をつけて打ち、フェデラーに触れさせません。
逆にフェデラーはバシバシライジングで打ち、ネットプレーで相手の逆をついたボレー。
神がかっています。
まず試合が動いたのは第1セット第6ゲーム。
フェデラーのサービスゲームでしたが、いきなり0-40のピンチに。
ここから素晴らしいサーブでデュースまで持ち込むも、最後はジョコビッチのカウンターショットが光り、ジョコビッチがブレークに成功。
この後のジョコビッチのサービスゲームはラブゲームキープ。
ジョコビッチに勢いが見えてきました。
この後はジョ5-3フェとなり、フェデラーはブレークするために攻撃を早くするなど勝負をかけました。
しかしサーブなどに圧倒され、ブレークならず。
ジョコビッチが第1セットを勝ち取りました。
フェデラーは時折バックハンドを当たり損ねで大きくアウトします。
その理由はこの大会のコートがよくバウンドするからです。
この前のドバイのコートの2倍近くバウンドします。
この辺りをどう処理していくのか、見応えアリ!
第2セット
このセットもお互いキープ合戦で始まりました。
見ていて少し気になるのは、フェデラーのコースをついたアングルショットがネットにかかること。
ここぞ!というところでネットしています。
第3ゲーム
フェデラーは積極的にネットプレーに出ますが、ジョコビッチの絶妙なロブに苦戦。
また、とにかくジョコビッチの返すボールが深いです。
予想以上のボールの伸びにフェデラーは詰まってネット。
なんとこのフェデラーのサービスゲームをジョコビッチがブレーク!
2-4で迎えたフェデラーのサービスゲーム。
絶対に落とせないゲームですが、珍しいことにダブルフォルトをしてしまいます。
デュースとなってなんとかラリー戦を制したフェデラーがこのゲームを取りましたが、自分のサービスゲームにかなり苦戦している様子。
やはりジョコビッチのショットが深く、なかなか付け入る隙がないのです。
ジョコビッチサーブの第8ゲーム。
ここではフェデラーの素晴らしいプレーが見れました。
ジョコビッチの2連続ドライブボレーを、フェデラーは左右に振られながらも返して最後はウィナー!
会場が湧きました。
さらにブレークポイントを制し、なんとブレークに成功!
4-4に並びました!
さらに次のゲームはフェデラーがラブゲームキープ。
5-4と一気に逆転です。
会場はフェデラーへの応援、歓声で包まれました。
このあとはお互いがサービスゲームをキープし、タイブレークに突入です。
タイブレークで信じられないことが起こりました。
なんと大事なところでジョコビッチが2本のダブルフォルト。
フェデラーがこのタイブレークを制しました。
なんと波乱な試合でしょうか。
会場はかなり湧いています!
第3セット
フェデラーサーブの第2ゲームは、なんとジョコビッチがブレーク。
試合が動きました。
第3ゲームはかなりのシーソーゲーム。
デュースが続きます。
そして5回目のデュースの時にジョコビッチが痛恨のダブルフォルト。
フェデラーがブレークバックに成功します。
時間にして10分以上。
席に戻ったジョコビッチはラケットを床に強烈に叩きつけ、ひん曲がってしまいました。
怒(オコ)ビッチ!!!
第6ゲーム(フェデラーサーブ)でさらに試合が動きました。
40-15と圧倒的にフェデラーが有利な状況からデュースとなり、そこからジョコビッチブレーク!
このあとの第7ゲームもジョコビッチがキープしました。
フェデラーサーブの第8ゲーム。
ジョコビッチがリードし、30-0。
そのあとフェデラーが巻き返しますが、最後はフェデラーのフォアによるダウンザラインが惜しくもアウト。
ジョコビッチがこのゲームをブレークし、試合を勝利しました!
まとめ
お互いとても強かったです。
素晴らしいプレーが随所で見られました。
ただ、苦戦しながらも粘ったジョコビッチが勝利。
次の大会はマイアミオープンです!
錦織選手にも注目しましょう!