本日は、フェデラー(世界ランク2位)とシモーネ・ボレリ(世界ランク48位)の第2試合が行われました。
NHKではその様子が録画で放送されていました。
その模様をメモしました。
スコア(得点)
第1セット:フェデラー3-6ボレリ
第2セット:フェデラー6-3ボレリ
第3セット:フェデラー6-2ボレリ
第4セット:フェデラー6-2ボレリ
第1セット
お互いバックハンドのフェデラーとボレリ。
第1ゲームはボレリのサービスゲームから始まりました。
どちらも様子見というようなスタートです。
第1、2、3ゲームはそれぞれがキープしました。
試合が動いたのはフェデラーサーブの第4ゲーム。
フェデラーのサーブは良かったのですが、それ以上にボレリのリターンが深く、フェデラーはわずかにサイドアウトをしてしまいます。
また、ボレリの高い打点からのショットは深くないものの、よくバウンドしてフェデラーはバックハンドをアウト。
フェデラーらしからぬアンフォースドエラーです。
なんとこのゲームはボレリにブレークされてしまいました。
また、次の第5ゲームは、ボレリがラリー戦で若干ギアを上げてきて、フェデラーを力で押します。
ボレリがキープしました。
しかしフェデラーも負けていません。
第6ゲームはサービスエースやドライブボレーで積極的に攻め、ラブゲームキープです。
第7ゲーム。
ボレリのショットがエンドラインぎりぎりを捕え、超深いです。
とても伸びるボールを打ってフェデラーを抑え込みます。
また、サービスエースや逆を付いた逆クロスのフォアハンドでこのゲームをキープ。
第8ゲームはフェデラーのサービスエースが炸裂。
が、サーブ&ボレーでネットに出ますが、アウトしてしまいます。
それでも積極的に攻める姿勢が見て取れます。
フェデラーキープ。
続く第9ゲーム。
これまでフェデラーと戦って、セットを取ったことがないボレリ。
ここで自分のサービスゲームをキープ出来れば、初のセット奪取になります。
ボレリのサーブはとても良く、40-15とセットポイントを迎えます。
しかし、その後ボレリの思い切ったショットは2本ともアウト。
勝ちを意識するあまり、デュースになってしまいます。
それでもそのまま崩れることはなく、ボレリは鋭いサーブで組み立てます。
ボレリがこのセットを勝ち取りました。
第1セットは、
フェデラー3-6ボレリ
第2セット
テレビは録画のため、第2セットは第6ゲーム(ボレリのサービスゲーム)からの放送になっていました。
ゲームポイントはフェデラー3-2ボレリ
ボレリは思い切ったクロスのフラットショットがネット。
15-40と、フェデラーにブレークポイントを握られます。
その後はラリーでボレリの深いショットが決まり、フェデラーがミスを連発。
デュースに。
ラリー戦は白熱。
お互いダウンザラインのショットで攻め込みます。
フェデラーはとてもきわどいショットで対応するも、アウト(フェデラーチャレンジ失敗)。
ボレリは巧みにロブを使い、このゲームをなんとかキープします。
第7ゲームでは、フェデラーがサーブからの攻めにリズムが出てきました。
サーブ&ボレーはしっかりと決まり、アプローチショットでもエースを取るなど、かなりフェデラーペースです。
そのままラブゲームキープを果たしました。
第8ゲームはボレリのダブルフォルトから始まりました。
また、ボレリのショットはかなり深いのですが、フェデラーはそれにうまくラケットの面(バック)を合せ、とても深い見事なダウンザラインでこのゲームをブレーク。
第9ゲームはフェデラーのサービスゲームですが、ボレリは2本のパッシングショットを決めます。
しかし、フェデラーはコースをついた的確なラリーと、サーブをエースで決め、このセットをものにします。
第2セットは、
フェデラー6-3ボレリ
第3セット
ボレリのサーブから始まった第1ゲーム。
2人ともラリーに熱が入ります。
しかしボレリのアウトが目立ち、いきなりフェデラーがブレークします。
ここからはフェデラーゾーンです。
だんだんとネットプレーが増えてきました。
第5ゲームではボレリの動きが止まるほどの裏をかいたボレーが素晴らしすぎました。
ラリーでもボレリのアウトが目立ちます。
フェデラーはどのプレーも神並みにうまいのですが、その中でもスライスを使った試合運びがうまいと感じました。
左右に振られた時も深いスライスで切り抜けますし、多彩で深いスライスが打てるからこそ、ドロップを打って多少浮いてしまっても決まってしまいます。
第3セットは、
フェデラー6-2ボレリ
第4セット
第6ゲームまではフェデラーのペースで進み、ゲームカウントはフェデラー5-1ボレリ。
続く第7ゲームはとても長引きました。
ボレリのサービスゲーム。
途中まではフェデラーが優勢で15-40とブレークポイントをつかみます。
しかし、そこからボレリが粘りました。
30-40となった時のラリーで、一度ボレリのボールがアウト判定、フェデラーがこの試合に勝ったと思われたのですが、ボレリのチャレンジが成功!
カウントは30-40からでプレーのやり直しです。(フェデラーのボールが入って終わったため)
そこからボレリはデュースに持って行きました。
何度かデュースになるも、ボレリはかなり冷静でした。
チャンスをモノにし、なんとかキープします。
試合を観ていて、フェデラーと同じくらいの冷静さを持っているなと思いました。
フェデラーとネットプレー対決の時もボレリがバックのハイボレーをしっかり決めるなど、見応えがありました。
次の第8ゲームはフェデラーのサービスゲーム。
やはりサーブからの組み立てはフェデラーが優勢でした。
もちろんキープし、勝負はフェデラーに軍配が上がりました。
第4セットは、
フェデラー6-2ボレリ
まとめ
フェデラーはもう33歳なのに、「いつまでこんなにも強いのか!」と感心させられました。
- 相手の体勢
- タイミング
- 自分の打った球種
から、ネットに詰める判断をして、的確に相手のボールを予測する精度はピカイチでした。
子宝に恵まれて守るものが増えたことで、さらに強くなったのでしょうか?
(子供は、女の子の双子、男の子の双子の計4人)
次の試合結果も楽しみです。