乾燥した季節“冬”が近づいてくると猛威を振るうのがインフルエンザです。
一度流行り出すと、あっという間に広まって学級閉鎖が起きたり、家族に感染してしまいます。
そこで、ここでは正しい手洗いうがいの方法を確認していきたいと思います。
また、予防接種をしていれば安全なのか、その効果について考えていきたいと思います。
正しい手洗い
外出すると色々な場所を手で触ります。
そうすると家に帰って来たときには手は雑菌だらけです。
しっかり洗わなければ家中が菌まみれになってしまいます。
手を洗う時は次のようにしましょう。
- 最初は水だけで軽く手を洗う(菌を洗い落とす)
- 石鹸をつけて手のひらを普通に洗う
- 手の甲を洗う(この時、利き手の甲が不十分になりがちです。注意しましょう)
- 両手の指を絡ませて、指の側面・股を洗う
- 親指を握って回すように洗う
- 指先・爪の間を、もう片方の手のひらにこすり付けるようにして洗う
- 手首をつかんで回すようにして洗う
洗い残しの多い部分は、
- 人差し指
- 中指
- 利き手の甲
です。
こうしたところを意識して洗うようにするとキレイに洗えます。
正しいうがい
うがいは、風邪予防にはなっても、インフルエンザ予防にはならないのを知っているでしょうか?
インフルエンザウイルスが喉などの粘膜に着くと、数~20分ほどで体内に入ってしまいます。
そのため、うがいは主に風邪予防としてすることになります。
うがいの仕方としては、
- ブクブクして口を軽くゆすぐ
- 10秒かけて「あ・い・う・え・お」と言いながらうがいをする
- これを全部で3回する
です。
これで喉の中をまんべんなくゆすぐことが出来ます。
また、“塩水でうがいをするといい”と聞くこともありますが、わざわざこれをする必要はないようです。
水に塩を入れすぎると、逆に喉を痛めてしまう場合があるので注意しましょう。
予防接種をしていても感染の注意は必要
12月になると多くの人がインフルエンザの予防接種を受けます。
予防接種とは、微量のインフルエンザウイルスを注射して、あらかじめ体に抗体を作らせることでインフルエンザに感染しないようにする方法を取っています。
では、予防接種をしていれば安全かというとそうでもないようです。
感染してしまう場合もあります。
ただ、重症化を防ぐことはできるので、効果はあります。
インフルエンザをしっかり予防するためには予防接種だけでなく、マスクやこまめな手洗いうがいなどの努力が必要なんですね。