ひねくれ者。
これは非常に厄介な存在です。
そもそも根っからひねくれている人は、周囲と団体行動する際も素直に協力しようとしません。
また盛り上がる場面でも、ひねくれ者は心の底で「なんか合わせるのが面倒くさい」と感じているので、結果としてその場の盛り上がりもイマイチになってしまいます。
今回はそんなひねくれ者の心理と、ひねくれた性格を直す方法について書いていきたいと思います。
なぜひねくれるのか?その心理を考える
ではまず、性格がひねくれている人とコミュニケーションを取る時のことを考えてみましょう。
ひねくれている人というのは、まったく予想外の言動をすることがあります。
いざ、会話をしてみても、なかなかスムーズに話をすることが出来ないのです。
なぜか?
それはイレギュラーと言いますか、ひねくれ者は決して相手の話に合わせようとはしないのです。
むしろ、わざと流れをずらして相手を困らせようとします。
これは、「自分をその人より優位に見せたい」という願望から来ているのではないかと考えられます。
相手に合わせたり、周りの雰囲気に合わせてしまうと自分という存在が埋もれ、負けた気がしてしまうのです。
屈してしまったような気になってしまうのです。
そのため、たとえ相手が正しいことを言っていたとしても、あえて合せなかったり反論したり。
今思うと、ひねくれた人というのは「自分大好き」「常に主役になりたい」と思っているのかもしれません。
自分のひねくれた性格に悩んでいる人もいる
ひねくれ者の中には、自分のひねくれた性格に悩んでいる人もいます。
「どうして素直になれないのだろう…」
「この嫌な性格直らないかな…」
本当は素直になりたいのに、ある特定の人の前になると自然とひねくれてしまい、後から後悔の念が押し寄せてきます。
ひねくれ者というのは、意外にも自分のひねくれた性格を自覚し、どうにかしたいと思っているのです。
自分のひねくれた部分が他人だけに留まらず、自らも混乱させてしまうなんて滑稽です。
⇒ネガティブ・マイナス思考を改善したい?そんな思考にも良いところがある。3つの利点。
ひねくれた性格を直す方法
ひねくれた人は、「相手より優位に立ちたい」と思っていて、負けず嫌いであると考えられます。
これについては別に悪いことではありません。
なぜなら、自分の中に強い意志の芯を持っている表れなのですから。
とは言いつつ、やはり少しでも直すことが出来れば気持ち的に楽になりますよね。
どうしたらひねくれた性格を直せるのか考えてみましょう。
周囲の人に負けない特技を持つ
ひねくれ者は、「相手よりも優位に立ちたい」という思いからひねくれてしまいます。
これはある意味で「私はあなたに勝っているものがありません」と白状しているようなものです。
もし自分に何か得意な武器があったり、確固たる自信があれば、相手が幸福だろうと何だろうと妬むことは少ないはず。
素直になれるのです。
だからこそまずは自分だけの、周囲が羨むほどの特技や趣味をつくり、自信をつけることが効果的です。
これは例えば、
- 難易度の高い資格(公認会計士・気象予報士・漢検1級・世界遺産検定など)にチャレンジする
- 関東の百名山を登る
- 毎日5km走る
- 体脂肪率を一桁にする
など。
例を挙げればいくらでも出てきそうです。
自分色を強くしていきましょう。
⇒周りの人を惹きつける魅力のある人の特徴とは?なるための習慣について。
余裕を持つ
人間というのは、
- 人の不幸に優越感を感じる
- 人の幸福を妬む
という部分が少なからずあると思っています。
そして「人の幸福を妬む」の部分がどれだけ強いかで、ひねくれ度も変わってくるのではないでしょうか?
そのため、どんな状況でも大人対応で、余裕を持てるように意識をしてみましょう。
「ひねくれるなんて子供染みたことだ!」
「自分には相手を受け入れる度量があるんだ!」
「相手が幸福なのは喜ばしいことじゃないか!」
こう自分に言い聞かせるのです。
このちょっとした意識だけで、ひねくれ者から紳士・淑女に早変わりです。
自分の中の嫌いなひねくれ部分を取り除き、カッコいい人を目指しましょう。