お餅の季節は“お正月”
- 焼きもち
- お雑煮
- 揚げもち
- きなこもち
と食べ方は多様です。
買ってくることが多いでしょうが、中には実家からつきたてのお餅をもらってくる場合もあるでしょう。
私の家も実家からお餅をたくさんもらってきます。
しかし、この時に注意しなければならないのが“カビ”です。
そこで、ここでは、カビを食べてしまっても大丈夫なのか、どんな保存方法が良いのかについて書いていきたいと思います。
カビには毒のないものとあるものがある
1966年の朝日新聞に、下記のような内容が掲載されました。
「農林省食料研究所の角田広博士は、「餅に生えた17種類のカビのうち数種類の毒カビを見つけた」と発表」
餅に生えやすいカビは、青カビ、クロカワカビ、ケカビと色々あります。
毒のないものもありますが、種類によっては毒性があるカビも存在します。
青カビが生えている場合は、他のカビも生えることの出来る環境であると認識しておきましょう。
そしてチーズ(ロックフォール)の青カビと、私たちの身の回りの青カビは種類が違うことを覚えておきましょう。
カビが表面に生えているということは、菌糸が奥まで張り巡らされていることを思い出しましょう。
どうしてお餅にはカビが生えやすいのか?
お餅には水分が豊富に含まれています。
それが蒸発などをして表面につくと、たちまちカビに適した環境となってしまいます。
そのため、空気に触れた状態では常温や冷蔵庫で保存するのは危険です。
保存方法について
カビが繁殖するためには空気が必要です。
そのため、ラップに包んで冷凍庫で保存するのが良いとされています。
それでも頻繁に冷凍庫を開け閉めしたり、ラップに包む前に手で触っていたりすると、カビが生える可能性があります。
「風味が逃げないうちに」ということも考え、早めに食べ切るよう心掛けましょう。
画期的なお餅「サトウの切り餅」
「サトウの切り餅」は、今ではとても有名です。
この商品は、お餅を密封包装したもので常温での保存を実現しました。
賞味期限も、製造日から15ヶ月と長く、多くの家庭で愛されています。
昔はお餅とカビはとても密接な問題でしたが、この商品の登場により、カビ問題は大幅に改善されました。
佐藤食品工業さんに感謝しましょう。