「音の出る屁は臭くなくて、すかしっぺは臭い」
一般的によく言われています。
しかしどうしてこういった違いが出てくるのでしょうか?
ここではすかしっぺについて考えていきたいと思います。
おならの構成
おならはどのように出来ているかというと、
- 食べ物を食べた時に飲み込んだ空気
- 悪玉菌が発生させたガス
- 炭酸を飲んだ時に発生した気体
- なんらかの内臓の病気によって発生する気体
などから構成されています。
音の鳴るおならの原理
音が鳴る原理は、おならが出る時におしりの皮を振動させるからです。
また、音は、
- オナラの量
- 勢い
- 乾燥具合
によって変わってくると思われます。
「すかしっぺは臭い」と考えられている理由
ちまたでは、「すかしっぺは臭い!」と思われています。
その理由としては、
- すかしっぺをした時はおならの量が少ない(ほとんど悪玉菌が発生させた臭いガスから構成されている)
- 口から飲み込んだ空気で薄まっていないため、臭さが目立つ
ということが考えられます。
“臭くないすかしっぺ”を嗅いだことはあるか?
しかしよく考えてみると、私たちが認識しているおならの種類は、
- 音あり・臭いおなら
- 音あり・臭くないおなら
- 音なし・臭いおなら
の3つではないでしょうか?
“音なし・臭くないおなら”が存在していたとしても、それに気付けないのです。
多くの人は“臭くないすかしっぺ”を知らないということです。
臭いすかしっぺしか知らないために、
すかしっぺ=臭い
という認識になってしまったのです。
悪玉菌が少なく臭いガスが発生しない人で少量の屁をした場合、すかしっぺにはなりますがそんなに臭くはないでしょう。
このことから、必ずしも“すかしっぺは臭い”とは言えません。
「臭い臭い」と罵倒してきた“すかしっぺ”に、私たちは謝らなければならないかもしれませんね。