人食いバクテリアによる被害者が年々増加しています。
年齢や季節を問わずいつ感染するか分からない、さらに致死率も高い。
非常に恐ろしい感染症です。
そこで、ここでは人食いバクテリアの餌食にならないために、原因や対策などについて書いていこうと思います。
人食いバクテリアとは?
症状の名称は「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」
普段「人食いバクテリア」と呼ばれている症状は正式には「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」と呼ばれています。
劇症型の(激しい)、溶血性レンサ球菌による、感染症です。
溶血性レンサ球菌とは?
ここで言う溶血性レンサ球菌とは、「A型溶血性レンサ球菌」などを指しています。
A型溶血性レンサ球菌の症状として有名なのが、咽頭炎。
子供がよくかかる症状で、咽頭(鼻の奥辺りから食道までの、喉の奥ら辺)が赤く腫れたり、発熱したりします。
(風邪と同じように自然と治ることも多い)
咽頭炎の他にも、
- 中耳炎
- 肺炎
- 骨髄炎
- リウマチ熱
などを引き起こすこともあります。
症状について
初期症状
感染は突然起こります。
症状としては、
- 発熱
- 筋肉の痛み・腫れ
- 喉の痛み
- 下痢
- 傷口の激痛
など。
風邪と似た症状で非常に判断しにくいという特徴を持っています。
症状末期
症状は数時間~数日の間に急速に進みます。
- 筋肉が壊死してしまう
- 生命維持に必要な臓器がやられてしまう多臓器不全
- 心臓の機能が低下してしまう急性心不全
などの症状が現れ、致死率は30%と非常に恐ろしいことが分かります。
感染する原因や感染経路を知る
原因
原因は、溶血性レンサ球菌が何かしらの理由で突然攻撃的になることなのですが、詳しい真相はまだ解明されていないといいます。
溶血性レンサ球菌は普段から喉や皮膚にもいるもので、とても身近です。
だからこそ恐ろしいのです。
感染経路
感染経路としては、
- 咳などによる飛沫感染
- 傷口からの菌の侵入
などが考えられているようです。
咽頭炎の人や風邪を引いている人には近づかないほうが良いでしょう。
対策・予防法を知る
外出をした後は、しっかり手洗いうがいで「溶血性レンサ球菌」を洗い流すことが大切。
風邪予防と同じです。
とても簡単に見えますが、こうしたことをこまめに出来るかにかかっています。
また、多くの人が不十分な手洗いをしています。
- 利き手の甲
- 手首
- 指と指の間
などは菌がそのまま残っていることが多いので意識をして石鹸で洗うようにしましょう。
また、免疫力をつけるためにも規則正しい生活を心掛けることが重要です。