私の家ではケーブルテレビに申し込んでいたので、GAORAでブリスベン大会の決勝戦を観ることが出来ました。
そこで、試合内容や勝敗などについて書いていきます。
スコアについて
第1セット:フェデラー6-4ラオニッチ
第2セット:フェデラー6-7ラオニッチ
第3セット:フェデラー6-4ラオニッチ
第2セットのタイブレークのスコアは、
フェデラー2-7ラオニッチ
でした。
第1セットはフェデラーがチャンスをものにした
昨日はラオニッチが強烈はサーブと強力なフォアハンドで錦織圭選手を下しました。
今日は相手が王者フェデラーということで、非常に興味深い試合だなと思いました。
第1セットは第1、第2ゲームを両者がそれぞれキープをし、「これはキープ合戦になるのかな」と感じていました。
しかし、早くも第3ゲームで試合は動きました。
ラオニッチのサービスゲームで、
フェデラーがうまくリターン、
すかさずラオニッチがフェデラーのバックサイドに叩き込む、
それをフェデラーがかろうじてスライスで返し、粘りを見せることでポイントをもぎ取りました。
昨日の対錦織の試合であれば決まっていたラオニッチのショットが決まらなかったのです。
それからはラオニッチのファーストが入らなかったり、サービスエースが取れなかったりし、そのままフェデラーが第3ゲームをブレークしました。
この時点で第1セット:フェデラー2-1ラオニッチ
それ以降はお互い自分のサービスゲームをキープし続けたので、そのまま第1セットはフェデラーが勝利しました。
最終的な第1セットのスコアは、フェデラー6-4ラオニッチでした。
フェデラーの配球データを見ると、ラオニッチのバックサイドに70%もボールを集めていました。
ラオニッチの強力なフォアハンドを封じていたのです。
第2セットはタイブレーク!ハラハラな展開に!
この第2セットでは、第1ゲーム(ラオニッチのサービスゲーム)をフェデラーがいきなりブレーク。
そのままフェデラーが第2ゲームも奪い、この調子でフェデラーが勢いづくかと思いました。
しかし、第3、第4ゲームはラオニッチが取り、イーブンに。
その後はキープが続き、タイブレークに入りました。
お互いサービスエースやネットプレーが多く、コートを広く使った試合を展開していました。
タイブレークの1ポイント目はフェデラーがいきなりミニブレークをしました。
が、すぐにラオニッチは取り返し、フェデラーのサーブを弾丸リターンエース。
続けて強烈サーブでタイブレークのカウントはラオニッチ7-2フェデラー。
第2セットは、ラオニッチが7-6でものにしました。
第3セットは最初から激熱!
第1ゲーム、フェデラーのサービスゲーム。
ラオニッチは勢いのあるフラットショットを量産し、フェデラーを追い込みました。
連続してデュースが続き、ラオニッチはその間2回もチャレンジを使ったほど。(どちらも失敗)
とにかくきわどいボールの打ち合いでした。
フェデラーは3度ピンチがありましたが、それを切り抜け、このゲームをキープします。
第2ゲームもデュースまでいきましたが、ラオニッチがキープ。
それからはお互いキープが続きました。
そして迎えた第10ゲーム。(この時点でスコア⇒フェデラー5-4ラオニッチ)
ラオニッチのサービスゲームです。
ここで、ラオニッチがキープするのか?それともフェデラーがブレークして優勝するのか?
最初にチャンスを掴んだのはフェデラーでした。
フェデラーが40-30でチャンピオンシップポイント!
ラオニッチはファーストサーブをフォルトし、セカンドサーブからのラリー戦が始まりました。
後がないラオニッチは思い切ったショットを打つことが出来ません。
フェデラーに揺さぶられ、ネットにかけたのはラオニッチでした。
その瞬間、フェデラーは両手がガッツポーズを決め、非常に喜びを爆発させていました。
なんたって、今回はただの優勝だけでなく、さらなる記録「マッチ1000勝」を達成したのですから。
フェデラーの勝因はそのキャッチ力とサービスゲームの強さ、タフな精神力だと思いました。
やはり追い込められた時の冷静さは健在でした。
それでもラオニッチはフェデラーとほぼ互角の戦いをしたと言っていいほどの強さを誇っていました。
もうラオニッチは錦織圭の注目されるライバルです。
次錦織のプレーをテレビで観れるのは2015年1月19日から始まる全豪オープン!
楽しみにしましょう。