「ぽっこりお腹が気になる…」
「太るのは嫌だけど、食べるのは好き…」
ダイエットはしたいけど様々な誘惑に負けて出来ていない女性は多いと思います。
しかしそうすると、運動をしていなければお腹にブヨブヨのぜい肉があっという間に付いてしまいます。
「食事は我慢したくないけど、体重を減らしたい!」
そんな人たちのために、食事の量を減らすための満腹中枢の刺激方法について書いていこうと思います。
満腹中枢について
満腹中枢とはどこにある?
脳の視床下部というところにあります。
視床下部とは、血液中のホルモンに反応して情報を発信する場所です。
視床下部には“満腹中枢”と“摂食中枢”がある
満腹中枢
「お腹いっぱいだからもう食べなくていい!」と命令を送る
摂食中枢
「お腹空いたから食べなさい!」と命令を送る
満腹中枢と摂食中枢が刺激されるのはどんな時?
満腹中枢が刺激される時
- 食べ物を食べることで血糖値が上がった時(血糖(グルコース)が満腹中枢を刺激する)
摂食中枢が刺激される時
- 空腹で脂肪が分解され、血液中に脂肪酸が増えた時(脂肪酸が摂食中枢を刺激する)
※この他にも色々なホルモンが作用します。
満腹中枢の刺激方法を知る
では、うまく満腹中枢を刺激する方法を知って、少ないご飯で満足できるようになりましょう。
満腹中枢が刺激されるまでには時間がかかる。ゆっくり食事を摂ろう!
ご飯を食べたからといって、すぐに満腹中枢が刺激される訳ではありません。
30分くらい時間がかかるのです。
食事はゆっくり、のんびり摂りましょう。
胃を膨らませよう!
胃を膨らませることで脳に「お腹いっぱい」だという信号を送ることが出来ます。
水などの飲み物を飲んだり、食事前に寒天を食べましょう。
ちなみに私は毎日ご飯の前に寒天を食べています。
(家で自作)
寒天はカロリーが低く、食物繊維が多い。さらに腹持ちが良いので自然と食べる量が少なくて済みます。
寒天ダイエットはすごくいいと思います。
炭水化物(血糖値を上げるもの)よりも先に野菜(血糖値を上げないもの)を食べよう!
有名な「食べ順ダイエット」のことです。
- 食物繊維のある野菜
- 肉などのタンパク質
- ご飯などの炭水化物
の順番で食べようということですね。
どうしてかというと、
- 炭水化物を先に食べると血糖値が急激に上がる
- 血糖値が急激に上がると、それを下げようとインスリンが分泌される
- インスリンには“体内に脂肪を溜め込む”という働きがある
からです。
野菜から食べれば、ゆっくり血糖値を上げることが出来るので、インスリンの分泌も少なくて済み、脂肪が付きにくくなるという原理ですね。
よく噛んで、満腹中枢を刺激してくれるホルモンをたくさん出そう!
セロトニン
よく噛んで食事をすると、次第にセロトニンというホルモンが出てきます。
セロトニンには、
- 満腹感を感じる
- 安心感をもたらす
という作用があります。
※そのためうつ病の治療にも使われたりします。女性がやけ食いするのは、たくさん食べることでセロトニンを出して安心したいためとも考えられます(男性より女性のほうがセロトニンが少ない)。
ご飯を食べる時はよく噛んで食べましょう。
レプチン
食事をしていると20分後くらいに、脂肪細胞から“レプチン”というホルモンが分泌されます。
このホルモンは、
- 満腹中枢に刺激を与え、食欲を減らす
- 脂肪の蓄積を防ぐ
というような働きをしてくれます。
だからこそ、よく噛んでゆっくり食事を摂ることが良いのです。
これらを覚えて食事をすれば、きっと毎日の摂取カロリーが減って、体重も減ることでしょう。
ただし、たまには運動もして健康的な体を作ることも大切です。
筋肉がつくことで新陳代謝が上がり、脂肪燃焼作用がアップしますから。
今年こそスリムボディを目指しましょう。