「アルジャーノンに花束を」は本日で第4話を迎えました。
ついに咲人の手術が終わり、これからどんどん話に変化が出てくると思われます。
では、感想について書いていこうと思います。
研究者は「咲人」を材料として見ている残酷さ
最初、咲人の手術が終わってしばらくは効果が現れてきませんでした。
そのことについて研究者たちは「あの材料はダメなんじゃないか」といった発言を。
ほとんどの研究者は咲人のためではなく、研究の成功のために動いているのです。
こうした部分には、人間の欲望の残酷さを感じました。
小出舞は河口梨央の見張りをしていた
これは意外なことでした。
なんと小出舞(大政絢)は梨央の父に頼まれ、ずっと梨央の監視をしていたのです。
そして舞は、本当の梨央の監視目的を知ります。
“梨央の病気”
これは舞にとって衝撃的だったでしょう。
そして見ているほうとしては梨央が可愛そうで、非常に切なくなります。
咲人の成長
愛に気付く
咲人に手術の効果が少しずつ現れてきました。
最初は、遥香への愛の気持ち。
これまで人を愛することのなかった咲人にとっては、混乱をきたす感情です。
また、博士は遥香の愛を利用しており、遥香はそれを知ってもなお博士を好きでいることにさらに混乱。
今まで考えたこともない複雑な感情を受け入れられません。
咲人はお利口になったことで、こうした不可解な感情があることを知ったのです。
性への目覚めと恥ずかしさ
これまで咲人はナンパのルアーとして利用されてきました。
しかし、今回のナンパで自分が利用されていたことに勘づきます。
そして女性に対して「恥ずかしい」という感情も出てきていました。
また、同じ職場の従業員たちも、咲人の変化に少し違和感を抱いていました。
特に柳川隆一(窪田正孝)が。
咲人の運動能力の向上
脳が発達してきたことで、学習能力が付き、それと同時に運動能力も向上してきました。
ドラマ最後の野球をする場面では、ピッチャーの投げるボールの軌道を学習した咲人はなんとホームランを打ちます。
なんだか最後のほうはものすごいペースで咲人が成長していたように見えました。
次回はさらに成長する模様
ドラマの次回予告を見ると、しゃべりも普通でかなり成長しているように見えました。
また、世界で一番好きな女性“遥香”に独占欲が生まれていました。
これから咲人のIQは極限に高まり、お利口どころではなくなることでしょう。
そして純粋無垢な咲人は、人間の汚い部分も知っていくこととなります。
いったいその時、咲人は何を考えるのか?
周りの人間はどんな反応をするのか?
このドラマは何を伝えようとしているのか?
とても考えさせられる「アルジャーノンに花束を」。
第5話も楽しみにしましょう。