今年も恵方巻きの季節がやってきます。
しかし、毎年食べる時に向く方角が変わってくるのでちょっぴり厄介。
そこで、ここでは恵方巻きに関することをまとめてみようと思います。
2015年、恵方巻きを食べる日にちは2月3日!
2015年の恵方巻きを食べる日にちは2月3日です。
ちなみにこの日にちは固定ではないので、今後変わります。
日にちが固定でない理由は立春の日が固定でないから
もともと“節分”というのは、“季節の区切り”を意味し、立春・立夏・立秋・立冬の前の日は“節分”と呼ばれています。
その中でも立春は、旧暦でいうところの新年の始まりだったので、その前日の節分の日は今のようなイベント事(大晦日みたいな)になっているのです。
また、立春は年によって変わるので、節分の日程もそれによって変わります。
(2021年は、節分が2月2日になります)
2015年の恵方巻きの方角は西南西
2015年は「西南西」を向いて恵方巻きを食べましょう。
だいたいベランダは日当たりの良い南を向いているので、ベランダ向いてまあまあ右見ればいいと思います。
恵方巻きの食べ方
- 恵方巻きは1人でひとつ食べる
- その年に決められた方角を向きながら、何も言わずに食べきる
です。
願い事をしながら食べましょう。
方角の意味や決め方について
その方角には神(歳徳神(としとくじん))がいる
恵方巻きを食べる時に向く方角というのは、その方向に縁起の良い神(歳徳神)がいるということです。
歳徳神とは、その年の福を持った神のことです。
方角の決め方がややこしい
恵方は「十干(じっかん)」が使われる
(少し話を脱線
日本で「干支(えと)」と言うと、「十二支」のことを指すと思いますが、そもそもそこから違います。
「干支」とは、「十二支」と「十干」を組み合わせた60個の値です。)
さて、「十干」とは、
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
のこと。
読み方は複数あり、それぞれ方角(全部で4方向)が決まっています。
甲(こう、きのえ)→東北東
乙(おつ、きのと)→西南西
丙(へい、ひのえ)→南南東
丁(てい、ひのと)→北北西
戊(ぼ、つちのえ)→南南東
己(き、つちのと)→東北東
庚(こう、かのえ)→西南西
辛(しん、かのと)→南南東
壬(じん、みずのえ)→北北西
癸(き、みずのと)→南南東
今年は干支(60個の値)でいうところの“どれか”を確かめる
本来の干支は60個の値からなります。
どのようなものかというと、
1.甲子 2.乙丑 3.丙寅 ~ 59.壬戌 60.癸亥
というように、2つの漢字からなり、前が「十干」、後が「十二支」の組み合わせです。
60個あるので、60周期で回ってきます。
さて、今年は干支でいうとどれに当てはまるかを考えます。
すると、2015年⇒乙未(きのとひつじ)
※西暦を60で割って、35余る年が乙未です。例…1955年、2015年、2075年 等
乙未なので、乙(十干)の方角を確認します。
乙(おつ、きのと)→西南西
なので、2015年は西南西だと言うことが分かります。
もっと早く方角を知る方法
- 2つで組み合わさった漢字のうち、前の十干だけが方角に関係してくる
- その十干は文字通り10周期で回ってくる
ということから、上記のように複雑に考えなくとも方角は分かります。
西暦の1ケタの数字を見て、
- 0・5→西南西
- 1・3・6・8・→南南東
- 2・7→北北西
- 4・9→東北東
と確認しましょう。
2015年なら西南西ということですね。
恵方巻きを食べるようになった由来
もともと関西が発祥のようで、大正にはのり巻きを食べ始め、1932年、1977年には「丸かぶり寿司」としてチラシで宣伝していたよう。
やがてマスコミに「丸かぶり寿司」が取り上げられ、1989年に広島のセブンイレブンが「恵方巻き」と名前を変えて販売。
そうして1998年というごく最近になって、全国に広まっていったそうです。
バレンタインを「モロゾフ」や「メリー」が商売目的で広めたように、恵方巻きも企業が広めたのですね。
⇒バレンタインはいつから始まったのか?なぜチョコレートを渡すのか?歴史や起源、由来について。
まぁ広まり方がどうであれ恵方巻きはおいしいので好きです。
今年もしっかり醤油つけて食べます。